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注文住宅にかかる費用の支払い方や仕組み!

2020年02月04日
現代的な外観のマンション

マイホームを購入する場合には、建売住宅と注文住宅の2通りの方法があります。建売住宅はお店で商品を買うのと同じように、建築済みの家にお金を払いますが、オーダーメイドの注文住宅は設計段階で依頼をする必要があります。マンションや建売住宅と比べて、注文住宅は代金の支払い方法が非常に複雑なので、資金管理に計画性が求められます。

注文住宅にかかる費用ですが、土地代と建物代(建築費)に分けて支払いをします。土地を個人から購入する場合には消費税は非課税ですが、ハウスメーカーや工務店に支払う建物代に対して消費税が課税されます。手続きの流れですが、まず土地を購入した後に建物の建築費用を何回かに分けて支払います。土地代ですが、最初に手付金や諸費用、不動産会社の手数料として5~10%を払います。2回目に残金を全額支払うことで、正式に土地を入手します。

土地の取得が済んだ後に建設工事が始まりますが、通常は手付金や諸費用を合わせて数回に分けて支払いをする必要があります。例えば建物部分が2,000万円の注文住宅であれば、着工金(600万円)・中間金(600万円)・建物残代金(800万円)といった感じです。最後に払う建物残代金は、建物の完成後、引き渡し日に支払いを済ませる必要があります。

土地と建物の購入資金が手元にあれば何回かに分けて支払いをすることができますが、ほとんどの方は金融機関の融資(住宅ローン)を利用します。住宅ローンで融資を受けるためには審査を受ける必要があるので、土地を入手する前に仮審査の申し込みをします。正式に土地を購入することが決まって手付金を支払った時点で、金融機関の正式審査が行われます。建設中に正式にローンの契約を済ませておき、実際に融資が開始されるのは引き渡し日以降となります。

金融機関のローンを利用する際の注意点は、土地の手付金を支払う段階では審査に通過するかどうか分からないことです。これに加えて融資が始まる引き渡し日よりも前に、土地代・建物の着工金・中間金や諸費用(税金・不動産会社の手数料など)の支払いを済ませておかなければなりません。一般的に注文住宅の代金は、引き渡し日よりも前に購入費用の6~7割くらいの金額を支払う必要があります。住宅ローンを利用する場合でも、融資が開始される前に土地代や建築費用が請求されるので、必要であればつなぎ融資を考えておきましょう。

住宅ローンを利用する場合は返済プランや金利に注目しがちですが、土地の購入から引き渡し日までに必要な費用を計画的に工面する必要があります。マンションや建売住宅を購入する場合と比較すると、住宅ローンの開始日よりも前に多くの資金が必要になるので注意しましょう。

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